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中型免許取得までの道

教習所の思い出編

普通自動車免許取得のため、自宅近くの教習所に通い、卒業してから28年が経ちました。教習所での思い出といえば…恐い教官、クラッチ操作の難しさ、坂道発進、路上教習、何より実技の予約がなかなか取れず、前回教わったことをキレイさっぱり忘れて教官に怒られたこと(当然みきわめ㊞もらえず) 良い思い出は…う~ん、ない!何とか期限ギリギリに卒業出来、いざ本試験会場へ!川口駅から免許センターのある鴻巣駅まで電車で1時間弱。いくつかの駅を越えある駅へ停車。ホームに目を向けたその時、手動にてドアを開けるという衝撃的な光景を。埼玉県て1都3県に属す首都圏だと思っていたのに、まだまだそれなりの地域なんだなと~その出来事が尾を引き1回目の試験はあっさり不合格(実力通りの結果です)親戚のおじさんから古いスカイラインを購入しており運転準備万端で当日を迎えましたが、予定がしばらくはお預け状態となりました。

美容学校編

4月から美容学校へ通うことになり、暇を見つけて学校休んで2回目の試験を受けようなんて甘い考えがまた大変なことに…美容学校という場所は茶髪でピアスしてチャラい方々の通うところであり、それにあわせ大変おおらかな校則であるはずと勝手にイメージしてました。確かにそのような方々は多数見受けられ、私もそこに馴染むよう眉毛も少しづつ細くなっていきました。いざ入学してみるとまるでテレビなどで見ている規律の厳しい施設のようなところでした。授業開始5分前までに着席し会話厳禁、先生と話すときはペコリ前傾45°。遅刻なんてしようものなら当日の授業全てなしの臨時全体反省会。これじゃあ恐ろしくて休み取ろうなんて到底無理ですね。そんなこんなで再び免許センターへ行けたのは12月の終わりでした。不合格のときのことは良く覚えているけど合格のときの記憶は全く無くて(替え玉受験?)これにて、何か月も寝かしておいた車にやっと乗ることが叶いました。のはずが、寝かしすぎたためにタイヤがパンクしていたり、フロントガラスにクモの巣・苔が大勢住んでいて実際に乗ることが出来たのはそれから数週間後でした。美容学校も無事卒業し、数年後には深夜のトラックドライバーへと成長しました。ん?美容師はどうした?

ドライバー編

極度の慢性鼻炎のためお客様のシャンプー中に鼻水が滝のようにフェイスタオルへと落ちていくということが度々、さらに毎日シャンプーの日々で、か弱いハンドが大荒れの傷ものに。ここで泣く泣く断念。その後職を転々し、当時給与の比較的良かったドライバーへと転職。15年運転し、その後配属が営業部へとなりトラックを運転しなくなってから10年弱が経ちました。長々となりましたが、また再び教習所へ通うとはこれっぽっちも想像してませんでした。知り合いの方から聞いた話によると、中型免許を取得すると29人以下のバスが乗れるというのです。そんな車に乗ることがこの先あるのかと突っ込まれそうですが、ありました!私は現在地元のサッカー少年団のコーチをしているので、毎年夏の合宿などにはレンタカーを借り子どもたちを乗せて行けるなあと。それと、もし会社が傾いた時は転職も…いや、これは考えたくないですね。教習所の情報を収集し、とにかく会社から通い易く、ホームページの印象も良かった足立自動車学校さんへ!国道4号から入ってすぐ入り口があり奥へと進むと建物が見えてきました。すでに普通免許を取得しているので、マイカーにて教習所へ通えます。入校手続き、証明写真撮影、視力検査とこなし、適性検査へと進みました。テストのような雰囲気の静かな中で少し緊張しました。適性検査も終わり、初回(1時限目)の実技の予約をとりました。

1時限目

実技1時限目です。トラックの運転は久しぶりです。待合で名前を呼ばれインストラクターの方とトラックの前へ。男性の方でとても爽やかな笑顔で迎え入れてくれました。昔通っていた時の教官のイメージがガラリと変わり、リラックスした状態で教習に臨めそうです。まずはインストラクターの方の運転を隣で体感。当たり前だけど、安全運転をさらに安全にしたような優しい運転でした。゛さあ、前川さん運転席へ゛運転席へ座ってみたもの。 ガガガッ、2速発進がうまく出来ません。①ギアがしっかりと入っていない。②クラッチもしっかり踏めてない。両方ともにできてないんですね。原因と対策を教えてもらい再発進~ 動き出しました! 自家用車では当たり前のこともほんの少し嬉しかったですね。運転に慣れるための1時限目っていう感じであっという間に終わりました。

2時限目

女性のインストラクターの方でした。まずは助手席に乗って一通りコースを走行。運転を代わりエンジンをかけます。前回注意されたことを思い出し、出発。コースを1周しましたが、これでもかというくらいの左右確認。ウォーキング並みのスピード。インストラクターの方に怒られないよう安全運転のフリをしている自分がいました。゛もっとスピード上げてください゛やっぱり注意されました。次にS字や後退、方向転換などスムーズに出来たので一安心。と思った矢先 ゛前川さん、運転のクセがすごいですね゛どこかの芸人さんのような言葉。我ながら上手に出来たと思っていましたが、プロの目は甘くないですね。少し凹んだ2時限目でした。

3時限目

前回とは違う女性のインストラクターの方の助手席に座り3時限目スタート。コースを走りながら後退・隘路・S字・方向転換・踏切通過をこなしていきます。徐々に昔の感覚を取り戻してきたので、緊張は無くなってきました。雑談もできる余裕も出てきました。会話の中に度々交通ルールに関して質問が飛んできます。毎日運転していても昔教わったことなんて簡単に忘れてしまうんですね。車の運転はこの先何十年もしなくてはならないですから、再確認の意味では良かったなと。そういえば車の免許って更新はあるけど改めてテストのための勉強とか、運転の確認とかはしないですよね。たまに専門の方に見てもらうと自分のためにはいいかな~なんて思いました。3時限も終わりに近づき、インストラクターの方からひと言 ゛前川さん、運転のクセがすごいですね゛ 2度目です。

4時限目

足立自動車学校さんのインストラクターの方って女性が多くいらっしゃいますね。私が長年思っていた教官のイメージがずいぶん変わりました。4時限目も女性のインストラクターの方から教わります。今回の目標はお約束の言葉を貰わないこと。いつも通りコースを何周も走ります。一時停止の左右確認。これは大丈夫。最初の難関、隘路です。2時限目、3時限目も必ず注意を受けた項目です。T字を左折して直ぐに枠内に停める。車が大きいので左にハンドルを切ったあと右、左、右、左とこまめに調整しながら枠内に収めてました。この動きがプロの目からはクセがすごいように見えるんでしょうね。検定項目であるため集中します。過去3時間でしっかり教えてもらった成果がでました。きれいに枠内に収まりました。この感覚を忘れずに! 気分が乗ってきたのでその後はスイスイとコースをクリア。あっという間の1時間教習でした。そうそう、今回はクセの事は言われませんでした。 上達しました !(^^)!

5時限目

今日で短かった5時間が終わります。初めて気づかされたクセがすごい運転とはもうおさらばです。これまで教わったことを思い出し運転です。次は検定になるので練習は最後です。一番の難関は坂道発進でしたが今回の検定項目に含まれてないのでちょっと気が楽になりました。5時限目のインストラクターの方は男性でした。検定コースを何周もします。スタートしてまずは隘路。゛あっ!いいですね゛褒めてもらえました。後退・方向転換・クランク・S字も゛あっ!いいですね゛今日のインストラクターの方は褒め上手です。褒められて伸びるタイプの人だったらグングン伸びますね! 5時限目もとても短く感じました。足立自動車学校さんのインストラクターの方は皆さんとてもとても優しく、丁寧に教えてもらえたという感想です。

検定

もう、クセがすごい運転とはさよならしました!ワンランクレベルの上がった運転で無事検定を合格するぞ!中型免許取得まであと1つ。同時間にて検定を受ける方は後方座席、助手席には検定員さんが乗車してます。いつもとは違いコースの方向等だけの指示です。特に後退運転では、後ろの障害物に触れただけで1発アウトの不合格になります。検定員さんの指示のもと発進!ものの数分だったでしょうか。方向転換で少しずれたかなと感じるくらいであとは順調だったかなと思います。そのまま次の方に交代。メチャメチャ緊張しているのが伝わります。結果は…2人共に合格しました。検定員の方から点数と注意点を告げられ合格証をいただきました。

感想

普通自動車免許(当時の普通車免許では中型車8t限定)を取得していたため、中型免許は実技5時間と検定だけで取得出来ました。こんなに短時間で取得出来るってあまり知られていないですよね。免許取得にあたり、運転のクセ、交通ルールなど改めて指摘されたことで、今後自分の運転で多くのプラスになりました。あっという間の教習でしたが、ずっと抱いていた教習所の悪いイメージはどこかへ飛んで行きました。目標である゛サッカー少年団の子供達をバスに乗せて夏合宿へ゛はもうすぐです。最後に一言、足立自動車学校インストラクターの方々ありがとうございました。優しく・分かりやすく教えていただいたので、緊張しながらもとても楽しく教習時間を過ごせました。